アジングでスプーンを使う四つのメリット

アジング=ワームという認識を持っている人は多いと思いますが、時にはプラグやメタルジグで釣るのも楽しいものです。

そんな中で近年注目されているスプーンという選択肢。ではスプーンをアジングで使うメリットとはなんなのでしょうか?

スポンサーリンク

アジはスプーンで釣れるのか?

スプーンと聞くとアングラーのほとんどは、まずトラウトを思い浮かべるでしょう。実際スプーンが誕生した経緯と名前の由来はあまりにも有名です。

そんなスプーンがアジに有効なのかといえば、もちろん釣れます。

アジングはフォールを多用する釣りなので、リトリーブがメインとなるプラグよりも、フォールでも誘いやすいスプーンは使いやすいといえます。

ただし、10gもあるような大きなサイズではなく、プラスチック性も含め0.7〜5g程度の小さなスプーンが使われます。金属製だけではなく写真のような樹脂製もあります。

アジングスプーン
アジングのスプーンには樹脂製のものもあります。

スプーンを使うメリット

アジングスプーン

メリット1 遠投能力

真っ先に上げられる魅力は、その遠投能力。

メタルジグと同様、ワームより空気抵抗が少ないスプーンは比較的距離が伸びやすいというメリットがあります。

ジグ単に比べて広範囲を手返し良く狙えるので、スレていないフレッシュなアジを狙いやすいです。

遠投能力といえば、他にもフロートやキャロなど遠投できるリグがあります。スプーンより重量が大きいだけに確かに遠投リグの方が飛距離では有利かもしれません。

ですがスプーンは遠投リグとは違い重量がジグ単と変わらないので、同じタックルが同じ感覚で使えるという大きなメリットがあります。使いやすさでは断然スプーンです。

メリット2 ワームと同じ感覚で使えるスローフォール

アジングスプーン

前述したメリットの項目で「遠投能力を求めるならメタルジグを使えばよいのでは?」と思った人もいると思いますが、ここで第二のメリットが生きてきます。

アジング用スプーンはフォールスピードがメタルジグよりかなりスローです。

実際に使ってみると分かりますが、メタルジグとは違い、ほとんどワームと同じ感覚で使えます。

操作方法もアクションもジグ単と基本的に同じです。タダ巻きでもOKですし、リフト&フォールや細かくシェイクしながら巻いてもよいでしょう。

メリット3 フグ対策

フグ
フグの被害はアジンガー全員が通る道。ひどいときは毎投ごとにワームを噛みちぎられてしまいます……。

ハードルアー共通のメリットではありますが、何よりフグに強いのはありがたいです。

ライトゲームをする以上、どうしても避けられないのがフグの存在。こいつに睨まれたら最後。ひどいときはワームを投げるたびに、そのことごとくが食いちぎられます。

そんなときにスプーンがあれば、食いちぎられることなく、アジングを楽しめるというわけです。

また、ワームとは違いショートバイトによるズレがないのも利点。手返し良くアジを狙えます。

メリット4 スレやデイゲームに強い

アジングスプーン
アジの活性がまだ上がっていないデイゲームではリアクションの釣りを狙うのも大事。ワームでは出せない煌めきで反射的に口を使わせます。

もう一つ、利点をあげるならスレたアジやデイゲームに強いことでしょう。端的にいえばリアクションバイトを狙いやすいということです。

ワームでは再現が難しい反射光が、アジに強くアピールして、反射的に食わせることができます。

反面ナチュラルな誘いは苦手ですので、ワームとの使い分けが大事です。

スプーンを使うタイミング

アジングスプーン

スプーンを使うタイミングは、まずワームでは反応が薄いとき。スレていたり、単純にアジが少なかったりと理由は多岐に渡りますが、そういうときは、広く、テンポ良く狙えるスプーンがおすすめです。

いつもアジが釣れている場所でどんなワームカラーを試してもアタリがないときは、スプーンを投げてみてください。

スレていたアジがリアクションで掛かったり、沖にいたアジが食ってきたり、打開策が見えてくるはず。

もう一つ覚えておきたいスプーンを使うタイミングは、やっぱりフグです。どうしてもフォールでスローに誘うアジングにおいてフグ対策はしておきたいものです。

フグ対策自体は、他にも「別の場所を狙う」、「速めのアクションで対抗する」などがありますが、同じエリア、同じタナにいるアジを狙いたいなら、スプーンの出番です。

何よりタックルがジグ単と同じで良いので、ルアーケースに一つ潜ませるだけでフグに対応できるのがスプーンの良いところですね。

アジングスプーン
定番のアジング用スプーン
月下美人 豆タン
ダイワ(DAIWA)
¥594(2023/12/05 09:44時点)
極小ながらも高比重素材を採用することで飛距離も良い。
アジングスプーン
ダイワ(DAIWA)
飛距離は同重量のジグヘッドくらい飛び、フォールスピードはジグヘッドよりもゆっくり。しかも水平フォールでヒラヒラと落ちるので、しっかりとアピールできる。
他にはこんな記事が読まれています
タイトルとURLをコピーしました