服や体にフックが刺さったときの対処法

釣りによくあるトラブルの一つとしてフック(ハリ)がどこかに刺さってしまうというもの。

バーブレスフック(カエシがついていないフック)なら刺さっても比較的抜き取るのは簡単ですが、魚が暴れても抜けないカエシ付きの釣りバリを簡単に引き抜けるわけがありません。

服をダメにするだけならまだしも体に刺さった場合、抜けずに焦ってしまい、対処をし間違えてしまうとさらに傷口を広げてしまい、大惨事という可能性もあります。

万が一のためにも、対処法を知っておきましょう。

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服にフックが刺さった場合

ハリの抜き方

①まずは刺さっている場所のチェック。このまま引っ張ってもまず抜けませんし、抜けたとしても大きな穴が開いてしまうかもしれません。

ハリの抜き方

②フックが刺さっている部分のできるだけ近くの布を写真のようにつまみます。

ハリの抜き方

③フックを布を持っている方に押し下げながらゆっくり抜きます。

ハリの抜き方

④途中でカエシが引っ掛かって止まるところまで動かします。

ハリの抜き方

⑤動かなくなったところで穴を広げるように上に引きます。

ハリの抜き方

⑥下げると同時に再びハリを抜く方向へ進めていきます。

ハリの抜き方
多少ほつれは生まれるものの、衣服へのダメージは最小限となる。

⑦⑤〜⑥を数回繰り返すと衣服へのダメージを最小限にしながら抜くことができます。

体に刺さった場合

フックの先端が刺さっただけなら、すぐに抜けますが、カエシまで刺さってしまうと抜くのが困難になってしまいます。

まず第一にルアー(エサ釣りの場合はハリ)からラインを切り、できる限りフックを動かさないように気を付けながら、ハリが刺さったままの状態で病院へ行きましょう。

下手に抜くと、かえって大きな傷口を作ってしまうかもしれませんので、自分では抜かないほうが無難です

足などに刺さって動けないときは、救急車を呼ぶか、周りの人に助けを求めましょう。

病院での処置は、そのときの状況によっても変わりますが、いくつか方法があるそうです。いずれも局部麻酔をしてから行います。

・貫通している、もしくは少しえぐればハリ先が露出する状態ならカエシごとハリ先を切り落としてから抜く。
・ベベルという注射針のような道具を使う方法。カエシの尖った部分をベベルの先端部分で覆いハリと一緒に引き抜く。
・そのまま引き抜くという方法もありますが、ストリング法という専門的な方法をもちいる。

いずれにせよ深く刺さった釣りバリを抜くためには専門的な知識が必要であり、例え自力で抜けたとしても、釣りバリには菌が付着している可能性があり、殺菌消毒しなければいけません。

自己判断せずに、早急に病院へ行きましょう。

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