
道具なしでも組みやすく簡単なのに強度は抜群。歯の強いターゲットにも安心して挑めるTNノットを写真で解説します。ぜひ覚えて大物を狙いに行きましょう!
TNノットの結び方

ラインを環に下から上へ通し、15㎝ほど引き出します。

引き出したラインを本線の上を通り、再び環の下から上へ通します。輪を縮めて左手で開かないように押さえておきましょう。

二つ目の輪も一つ目と同様に、本線の上を通り……

環の下から上へとラインを通します。

二つ目の輪が手前に来るように調整します。

三つ目は、ライン本線の下側から引き出し……

上から下へと二つの輪の中を通します。

絡まないように注意。

輪を少しずつ縮めていきます。

ここがいちばん大切な部分なので、丁寧に行いましょう。

コツは、両方のラインを交互に引きながら輪を締めることです。小窓写真のように3本のラインが奇麗に並ぶようにすること。交差していると弱くなるので注意しましょう。

裏を見て3本のラインが奇麗に並んでいれば強く締めます。

本線側を引くと締まりやすいです。

本線と端線を90度にして引くと、少しクセが付いて作業がやりやすくなります。

ここからハーフヒッチを交互に行う。まずはラインの端を持ち本線の上に持ってきます。

できた輪の中へ、下から上へ通します。

1回目は特にしっかりと締め込みます。

ラインの本線は物や靴に巻いてしっかりと固定しておくと締め込みやすくなります。

次は反対側からラインを通します。ラインの端線を持って本線の下側へ持っていき……

できた輪の中へ上から下へと通します。

ラインの端を引き……

しっかりと締め込みます。このハーフヒッチを交互に8回繰り返します。

最後にエンドノットを行います。最後に行ったハーフヒッチの逆方向からラインを入れ……

先端を引き出します。

輪の中にもう一度先端を入れます。

2回入れたら、ゆっくりと締め込みます。

環方向に引くと締めやすい。ニッパーなどを使うと楽に行えます。

ラインの端を3㎜ほど残してカット。

ラインの先端はギリギリでなくても大丈夫。使用しているうちに若干締まっていきます。先端をライターで炙って抜けないように丸めて完成。