魚影も濃い! コスト効果抜群の沖堤防釣りを存分に楽しむ方法

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堤防釣りに満足できなくなってきたら、いよいよ沖磯デビュー? いや、その前に忘れていませんか? もっと近くに十分に楽しめる釣り場があることを。

そう、それは沖堤防。近場の沖にそびえる釣りの楽園だ。

港湾部や漁港の堤防のような手軽さはないが、沖磯のように意気込む必要もない。しかし、釣果の面では相応に納得できるものがある。

手軽さ、コスト、釣果が程よい具合にバランスされているのが沖堤防だと言える。そんな沖堤防の魅力を紹介したい。

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近場の釣り天国

沖堤防
県をまたいで遠征しなくても、住んでいる場所の近くに渡れる沖堤防は多い。

あらゆる釣りのフィールドの中でも、最も多くの人で賑わう場所、それが堤防だ。いつでも好きなときに行って、好きな時間に帰ることができる。

コンビニなどに気軽に寄ることも可能で車を横付けできる場所も少なくない。つまり、「一番手軽なフィールド」が港湾部や漁港の堤防であり、それゆえ多くの人が竿を出すこととなる。

人工の建造物である堤防は足場もフラットなため、比較的安全性も高く、誰でも気軽に釣りを楽しむことが可能だ。だが、釣果の面では、必ずしも納得がいくとは言えないだろう。

そんな堤防の気軽さや安全面により高い釣果がプラスされる場所が沖に位置する堤防だ。

沖堤防
場所によって狙える魚の違いはあるが、陸続きの堤防とは比べ物にならないほどの魚影の濃さを実感できる。

沖堤防は陸行が不可能な岸から離れた場所に建造された堤防で、渡船を利用して渡る。多くの沖堤防は港から渡船で5〜10分程度の近場に建設されており、中には陸からすぐ目前に見えるものもある。

堤防、つまり波止は読んで字のごとく、波を止めるために建造されたものだ。つまり、波が立ちやすい場所に建てられている。それは潮が当たる場所だとも言える。

そのような場所には遊泳力の弱いプランクトンが溜まりやすくなり、海洋生物の食物連鎖の底辺であるプランクトンはさまざまな魚を引き寄せるようになる。

また、多くの魚は獲物を逃げ場のない場所へと追い詰めて捕食する。それは極端に浅くなっている場所や海面・海底など壁面の役割をする場所だ。

つまり、海の中に突如と現れる巨大な堤防は、獲物を追い詰めるのに都合がよい絶好の壁面となるのだ。それが、より潮通しの良い沖に建てられた沖堤防ならなおさらだ。

渡船
沖磯ほど遠征しないためリーズナブルな渡船が多い。

探してみると、沖堤防は意外と近場にも多くある。沖磯のように県をまたいで遠征しなくても、自分の住んでいる場所の近くにもいくつかあるものだ。

そのような沖堤防を選べば、交通費の出費をほとんど気にしなくてもよくなる。また、渡船料も磯と比べると安めに設定されているところがほとんどだ。

沖磯と比べると移動時間も大幅短縮の上、かなり少額で1日楽しめるのだ。しかも沖に建てられていても堤防は堤防。

人工的に作られた建造物は足場もフラットで子供でも安心して釣りを楽しむことが可能だ。もちろん、安全性が高いと言っても、そこは海の上だ。ライフジャケットは必ず着用しなければならない。

そんな沖堤防だが、季節や魚種によっては沖磯に勝るとも劣らない釣果を叩き出すこともある。そんな近場の楽園、沖堤防にぜひ挑戦してみよう。

沖堤防への渡り方・注意点

さて、ここからは渡船を利用して沖堤防に渡る際の手順と注意事項を解説しよう。

沖堤防へ渡るには有料の渡船を使うことが一般的だ。

まれにマイボートで渡っている人を見かけるが、危険が伴うことと、漁協や行政への届出が必要な場合があるので注意してほしい。

事前確認

釣行日が決まったら、次のことを確認しておこう。

出船時刻・迎えの時刻

朝の出船は1回だが、帰り便は正午、午後3時、午後5時など選べる渡船もある。季節によっては夜釣りにも対応していたり出船時刻は天候によっても前後したりするので前日に確認しておこう。

釣況

最近の釣果情報や、よくアタっているポイントやエサ、またはルアーまで分かると釣行時に参考になる。事前に渡りたい場所の予約を受け付けている渡船もあるので聞いてみるとよい。

実際に渡る

渡船
堤防にしっかりと船を押し付けられるように、渡船の先端にはタイヤが設置されている。

当日、船に乗る前に料金を支払うこともあるが、後払いが多い。釣り具やエサも売っているので忘れ物があれば調達できる。

実際の船着場は受付から離れた場所にあるので、そこまで車で移動し荷物を下ろして船長を待つ。船に乗り込む前にライフジャケットを着ておくこと。

堤防に渡るとき、荷物を取り出しやすいように道具を乗せるので名前を呼ばれてから乗り込む。

時間になると出船するが湾内の沖防なら10〜20分程度で目的の堤防に到着する。

荷物の受け渡し

沖堤防で荷物を受け取る
釣り人同士で協力しながら荷物の受け渡しを行う。重たいクーラーボックスは特に気を使おう。

堤防に到着したら、まずは1〜2名何も持たずに堤防に上がる。次に船から道具を上げるので受け取り、全員分の釣り具を確認する。

帰りは先に船に降りた人に道具を渡していくことになる。

釣り場に着いたら、隣で竿を出す人に挨拶を交わし釣りの準備を始める。

やはり沖堤防は、地の堤防とは違い別世界だ。キャパも大きく狙える魚種も多いのでエサ釣り、ルアー釣りとスタイルの違う釣り人同士で竿が出せる。

お互いの仕掛けが干渉しないように広く間隔を空けることも楽しく釣りするコツだ。

狙うべきポイント

変化のある場所を狙え

沖堤防の狙い目

さまざまな釣りにおいて、必ず狙うべきポイントとなってくるのが「何かしらの変化がある場所」だ。

それは潮の変化であったり、地形の変化であったりする。どちらの場合も、陸上から目視で確認できるものもあれば、パッと見では分からない、海中でのできごともある。

これは堤防であれ、磯であれエサ釣りであれ、ルアーフィッシングであれ変わりはない。

異なる流れの潮がぶつかるとそこに潮の変化が生じる。その中でも特に流れがヨレるような場所にはプランクトンやマキエといった、海中を漂う魚のエサとなるものが溜まりやすい。

地形の変化も潮の流れに変化を与える要因となる。また、地形の変化を利用して、自身の身を隠そうとする魚も多い。このように変化のある場所は魚が集まる可能性が高くなるのだ。

では、沖堤防で変化ができる場所はどういったところだろうか?

堤防の先端

沖堤防
先端部は堤防でも最も人気の高い場所だ。潮流の変化が大きい上に広い範囲で竿を出すことができる。通常であれば1〜2人いたら入れなくなるので、先行者がいるときは無理に割り込むことをしてはいけない。

堤防が切れているところが最も有望だ。多くの場合はこれは先端部であり、沖堤防の場合は両端にあるということになる。

堤防の先端部は潮の流れに大きな変化を作り出し、流れのヨレが生じやすい。

堤防の中では一番の優良ポイントとなりやすいため、当然釣り人も集中しやすいが、空いている場合はまずここを目指すのが賢明だ。

曲がっている場所

堤防の角

先端部に入ることができなかったら、次に目指すのは堤防が曲がっているような場所だ。

このような場所も流れのヨレができやすいポイントとなる。

また、小魚を狙う大型魚が身を隠しやすいポイントにもなっており、曲がった先で待ち伏せておいて、堤防沿いに泳いでくる小魚に襲い掛かる。

これを理解しておくとルアーの通し方が見えてるのではなかろうか。

スリットケーソン&テトラ周辺

沖堤防
スリットケーソンはテトラと同様に波の威力を小さくする役割を果たす。形状はさまざまだが、沖堤防で採用されるケースが多く、その周りは一面ポイントだと考えてよい。ただし、道幅が狭いので十分気をつけて釣りをしたい。

多くの堤防は波が当たる側にテトラ(消波ブロック)が積まれている。また近年はスリットケーソンが採用される堤防も見かけるようになってきた。

どちらも波を低減するために設置されており、その構造上、魚が隠れる場所として都合が良い。魚たちにとっては、漁礁などと同じような役割を果たしていると言える。

そう、言わば「お魚マンション」と化しているのだ。

沖堤防
小さめのテトラが低く積まれている場合はまだ大丈夫だが、大きなものが高く積まれている場合は乗るべきではない。可能であれば足場がフラットな場所から攻めるとよいだろう。

しかし、テトラ帯は足場が不安定なため、釣りをするのには向いていない。

特に沖堤防では大型のものが積まれている割合も高く、転落すると大怪我どころか命を落とすハメとなるので、無理は禁物だ。

スリットケーソンは足場がフラットなため、竿出しする人も多い。しかし、幅が狭いことも多いため、足元をよく確認しながら歩き、くれぐれも転落には細心の注意を払いたい。

テトラにしろ、スリットケーソンにしろ、エサを捕らえた魚はすみかに戻ろうとする。中に入られるとラインブレイクの原因となるため、やり取りは慎重かつ強引にする必要がある。

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