リールのスプールにラインを巻く
釣具店でラインを購入する場合は、リールを持って行って頼めば大抵お店でリールのスプールに巻いてくれます。下巻きが必要な場合も調整して巻いてくれます。
しかし通販で購入したり、なんらかのライントラブルなどで巻き直しが必要になった場合は、自分で巻かなければなりません。

ラインをリールのスプールに巻くときに注意しなければならないのは、「ラインにテンションを掛けながら巻く」ということです。
ラインにある程度テンションが掛かった状態で巻かないと、キャストの際にラインがスプールからスッポ抜けたような状態となってライントラブルとなります。特にPEラインの使用時には注意が必要です。
ラインを自分で巻きたい人はリサイクラーと呼ばれる道具を持っておくと便利です。
これは空きスプールに簡単にリールからラインを巻き取ることができるアイテムで、新しいラインのスプールからリールのスプールに巻き取るときにはテンションを自由に調節して掛けることができます。
新品のラインのスプールをリサイクラーにセットしたら、ラインの端をリールのスプールに結び付けます。結び方はユニノットかクリンチノットがよい。
このときにリールのベイルを開けておくことを忘れずに。

ラインを巻くときには2ピースロッドのグリップ部分を使ってリールシートにリールを固定した方が作業が楽に行えます。
ベイルを閉じてリールのハンドルを回してラインをリールのスプールに巻き始めます。最初の4〜5回転はラインにテンションを掛けません。
スプールにラインがしっかりと固定されたらリサイクラーのテンション用のノブを回して回転に抵抗が掛かるようにします。そうするとラインを巻く際にテンションが掛かるようになります。
テンションはリールのハンドルを回すときに少し抵抗がある程度にします。キャストしたルアーを回収するときの抵抗をイメージすると分かりやすいでしょう。
ロッドにリールをセットする

ネジが付いていない方から、リールフットを差し込みます。リールの向きを間違わないように。

手でリールがズレないように押さえながら、リールシートのネジを締め込みます。

リールのガタツキがないか確認して完了。釣り中に緩むこともあるのでたまにチェックすること。
ロッドガイドにラインを通す

ロッドにリールをセットしてから行います。まずリールのベイルを開いたままにしてラインを取り出します。

下から順にガイドにラインを通します。無理にロッドを持つと折れることもあるので注意。

2ピースで長いロッドや細いロッドの場合、ラインを通してからロッドを繋いでもよいですが。その場合ロッドにラインが絡むことのないように注意しましょう。
ルアーをセットする
ルアー交換は効率的にスムーズに行えるように、ノット法を完全にマスターしておきましょう。最初のうちは前述したスプールにラインを結ぶ方法と同じで良いです。
もう少しこだわりたいときは別の結び方も覚えてみましょう。クイックスナップを使えば、簡単にルアーを交換することができますので、便利です。
堤防など足場の広い場所ではロッドを地面に置いて作業することもできるが、磯やテトラ、サーフではロッドを持ったまま結ぶことになる。

ルアーをセットするときは脇にロッドを挟んで行うとやりやすいです。ロッドの重心を後ろにして行えば落ちにくいから、リールの下辺りに腕を添えると丁度よいでしょう。
ロッドベルトを巻く
ロッドをバラバラのまま持ち運ぶと破損の危険度がかなり高くなる。堤防ではロッドベルトで結束、磯ではロッドケースに入れて持ち運ぼう。

2ピースロッドの場合、バットとティップという風に並べる。ティップが飛び出しにくくしっかり保護できる。

接続側からベルトを巻く。このとき、空中に浮かせてブラブラさせるとロッドが折れることがあるので注意。

ティップ側も同様に巻く。ティップはロッドエンドから飛び出さないように注意。

ねじれたり湾曲していると癖が付くので真っすぐに調整し、しっかり締まっているか確認して完了。
ランディングネットを持ち運ぶ

青物やシーバスを狙う場合、比較的大きなネットと、柄は小継で短いものを使用する。これは持ち運びに便利なようにするためだ。
ランガンしながら狙うことが多いため、手に持つものを少なくするためにゲームベストの背中にランディングネットを掛けておくと便利だ。
ゲームベストのDカンに掛けらるタイプやマグネットでの脱着式タイプなどがある。
市販のランディングネット用マグネットリリーサーを取り付けると、魚が掛かったときでも片手ですぐに取り外せる。激しい動作をすると外れることもあるが、通常は大丈夫。
ロッドを地面に置くときは……

リールをセットしたロッドを地面に置くと傷が入るのはもちろん、砂が入ったりしてリール破損に繋がる。地面に置くときは写真のようにリールを浮かせるようにして置こう。
また、リールスタンドを使うと、リールの機部から地面までが高くなるので、傷が入りづらく破損を避けやすくなります。