ライトゲームでは不要? 必要? FGノットの利点を知ろう

FGノット。手順が多く覚えるのも面倒な結び方ですが、利点を知ればさまざまな釣りで活躍します。

一方でライトゲーム系の「アジングやメバリングでは必要ない」と考えるアングラーもいます。ですがFGノットを使うアジンガーもいるのも事実です。

これはFGノットのメリット、デメリットを考えれば、両方の考えが見えてきます。

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本当にFGノットは必要なのか?

これがFGノット。結束強度が高いのが魅力。

結論だけいえば、確かにライトゲームにおいてFGノットは必須スキルといえません。なぜなら、ライトゲームの場合、ターゲットが小さく引きも弱いため、よほど大きなゲスト以外は切られることがないためです。

難しい結びで大苦戦するくらいなら簡単に結べるダブル8の字結びや電車結び、10秒ノットを覚えた方がよいでしょう。

だったら、アジング、メバリングでFGノットを使っている人が間違っているのか? そういうわけでもないのです。

小柄なアジにダブル8の字結びの結び目を切る力はない。それでも一部のアジンガーはFGノットを愛用する。そこには理由があるはず。

FGノットは無駄なスキルなのか?

FGノットはライトゲームにおいて覚えていても無駄なスキルなのでしょうか? いいえ、それは言いすぎです。

例えば、0.3〜0.6gの軽量ジグヘッドを投げているとき、飛距離にムラがあると感じたことはありませんか? その原因となりうるものは、風などの外的要因以外にも、リーダーとの結束部にできるコブなどがあります。

微妙な差ですが、軽いジグヘッドだと、そのコブの引っ掛かりで飛距離が安定しないことがあります。そういった微妙な差を埋める場合や、大物ゲストが掛かったときにFGノットは活躍します。

そこで、改めて考えなおしたいのがFGノットの利点というわけです。

結び一つとってもメリット、デメリットはあるものです。

FGノットの利点

結びコブが小さく竿抜けしやすい

FGノットは結びコブが小さいことが大きな利点です。リーダーに対して編んで繋いでいくFGノットは結び目が細く、結んだあとのリーダーのあまり糸もきれいに収まるのでガイドに引っ掛かることが少ないです。そのため、飛距離を出したいときには非常に有効な結び方になるのです。

結束強度が強い

最大の利点はやはり結束強度。糸と糸を編み込んで摩擦力を上げて結束させるので、他のノットと比べて強度を上げることができるのです。その結束強度は80%とも言われており、他の結びと比べても高い強度を誇っています。

主にこの二つがFGノットの利点とされています。

FGノットに限った話ではありませんが、有名な結び方は、さまざまなプロアングラーによって派生版が作られます。なので一口にFGノットといってもさまざまな結び方があるのですが、下記のページで最もポピュラーな結び方を解説していますので参考にしてください。

▼ FGノットの結び方はこちら ▼

FGノットを結んだ際、リーダーのあまり糸を切ったあと、その先端をライターで炙ると、先端に焼きコブができて抜けにくくなります。必ずする必要はないものの安心感はあります。

デメリットを克服せよ

結ぶのはやはり10秒ノットや3.5ノットより難しい。FGノット最大の障害が結びの難易度と時間がかかることです。中には「FGノットなんて簡単だよ」という人もいますが、手先が器用ではない人からすると10秒ノットですら難しいこともあるのです。

しかしFGノットの利点を知った以上、やはり覚えてみたい。そこで役に立つのが「ノットアシスト2.0」をはじめとしたツールです。

FGノットの強い味方「ノットアシスト2.0」。不器用な私でも簡単にFGノットが組めたのでおすすめです。

▼ 製品の紹介、結び方の説明はこちら ▼

練習を繰り返すことで、釣り場でも安定したノットが組めるようになり、キャスト精度が上がって安定した飛距離が出せるようになるでしょう。

FGノットの利点を知り、使いこなそう

結びの得意不得意は手の器用さやこれまでの経験など個人差が大きいです。それに、新しく覚える結び方は必ず練習が必要です。

まずは無理して覚えず、簡単なものから練習してみましょう。そして、どうしても「FGノット」のような難しい結び方を覚えたいときはノットアシストツールに頼ってみましょう。「糸を結ぶだけでお金をかけたくない」という意見もあるでしょうが、これだけで釣りが快適になるかもしれませんよ。

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