
山口美咲
やまぐちみさき
トーナメントに励みながらも、プライベートでは大物釣りに夢中。シマノ、オーナーばり、マルキユー、釣研フィールドテスター。Zeque、ルミカフィールドスタッフ。

私の最近のお気に入りのアイテムをご紹介します。たくさんあるのですが、その中から数点ピックアップしました。
シマノ 鱗海マスターチューン


まず紹介するのはシマノ/鱗海マスターチューン。2023年にリニューアルしたチヌ竿です。この竿は号数ごとに調子が異なり、私が愛用しているのは04号と00号。00号は究極の胴調子。
チヌとのやりとりを存分に楽しむことのできる竿で、プライベートでチヌ釣りに行くときには好んで使用しています。
また04号は胴調子の要素もありながら、しっかりと魚を浮かせるパワーもあるとてもバランスの良い竿だと思っています。
ある程度張りのある竿だと、重いウキや練りエサを使うときの仕掛けのキャストも思い通りに行うことができますし、釣り中のラインメンディングもとてもしやすいです。
さらに時合を逃さない手返しの良さも気に入っているポイントです。
無駄にチヌを怒らすことなくスムーズに取り込むことができるので、仕掛けの投入から魚の取り込みまで、全ての動きがきれいにまとまる、私のとてもお気に入りの竿です。
また、今回から新たに採用されているエラストマーグリップ。腕にしっかりと密着して離れず、やり取りの途中で滑ることがなくとても快適です!
釣研 バッカン汚れんシート


続いては釣研/バッカン汚れんシート。このアイテムは使われている方も多いのではないでしょうか?名前の通り、バッカンが汚れないシート。
バッカンのサイズに合わせて作られたビニール袋で、きちっとマチもあるのでピッタリ収まります。
ビニール袋を固定する専用のクリップもあるのですが、私はプレスボードやエサ箱、シャク立てで十分固定できるので使用していません。
特にこれからの夏の時期、強い日差しでよりマキエのこびりつきが気になります。チヌのマキエは本当によく引っ付いてますよね……。
そんなときも、汚れんシートを付けておけば、スポッとシートを外しただけでピカピカのバッカンになります!
さらには、余ったマキエを持って帰って冷凍する際には、そのまま袋の口を縛ればOKなので、とても便利です。
私はいつも、汚れんシートを最後にはゴミ袋として使っています。洗い物の負担を減らしてくれるだけでなく、さまざまな使い方ができるこのシートは、本当に便利アイテムだと思います。
山元工房 プロ山元杓スピンカップ


そして最後に紹介するのは山元工房/プロ山元杓スピンカップ。このヒシャクの最大の素晴らしい点はスピンカップ。
マキエを打つときに、ピタッと止めて投げるのではなく、振り抜くことでマキエに回転をかけて投げるヒシャクです。
回転がかかることで、風に振られたりすることなく、一直線で弾道の良い軌道でマキエが飛んでいきます。止めずに振り抜くので、腕への負担もかなり軽減されます。
フカセ釣りにおいて、マキエワークはとにかく大切です。そして、エサ盗りが多くなる時期は撒く量も多くなります。
そんなときには、たくさん撒いても腕の疲れにくい、なおかつスピンを掛けて弾道が良く、思い通りの場所にマキエを打つことのできるプロ山元杓には、私もとても助けられています。
小さな工夫もしてあり、それはシャフトに付いている引っ掛け。もしも海にヒシャクを落としてしまったときには、ここへラインを引っ掛けて簡単に回収することができる、便利な機能が備わっています。


ヒシャク繋がりで、山元工房のネバスコもまた便利なアイテム。通常のマゼラーに比べるとゴツいように見えますが、この特殊な形状のおかげで、バッカンでエサを混ぜる際には一瞬で混ざります!
これは本当に感動しました。

まだまだ紹介したいお気に入りアイテムはたくさんありますが、今回はこのあたりにしたいと思います。ぜひみなさんも使ってみてください!