
コロナ過の影響で、趣味がインドアに移ったという方をよく見かけるなか、注目されているアウトドアが釣りです。釣りは基本的に人と対面しませんし、そもそも他の人と距離を取るのがマナー。なので密になりにくいのです。
しかしいきなり「釣りをしよう!」と思っても、何から始めればいいのかもわかりませんし、釣れるかどうかもわからないのに高いお金で釣り竿を揃えたり、エサを買ったりするのはなかなかハードルが高いものです。
そんな人でも簡単に釣りが楽しめる場所があります。それが海釣り公園。その魅力にせまりたいと思います。
釣りに必要なものがその場で揃う!

海釣り公園には釣りに必要なほとんどの道具が揃っています。有料の釣り公園の場合はまず竿のレンタルを行っていますし、売店があればエサも揃います。
手ぶらで行っても釣りを楽しむだけなら可能です。もちろん、アウトドアですので、用意しておいた方がよいものはいくつかありますが。
では、初めて海釣り公園に行く場合、何から始めたらよいのでしょうか? 今回は竿もリールも何もかも持っていない人で、なるべく予算を抑えたいという前提で進めましょう。
ステップ1 計画を立てよう
まずどの海釣り公園に行くか。なるべく近い場所で済ませるか、いっそ遠征して旅行の一環として、などなど、事前に計画を立てましょう。
どんな魚が釣れるかワクワクしながら工程を決める。こういうのもアウトドアの楽しみの一つです。
また、計画を立てると同時に海釣り公園の情報を調べておきましょう。「閉園していた……」という、がっかりな計画は避けましょう。
「休日だから開いてるだろう」などと思わず、調べておいた方がよいですよ。

利用料金、レンタル竿、ライフジャケットのレンタルがあるかどうか、エサは売っているか、開園時間、駐車場の有無なども確認しておきましょう。全て海釣り公園のHPに掲載されているはずです。分からないことがあれば事前に電話で確認しておきましょう。
ステップ 2 準備しよう
最悪手ぶらでもよいと記載しましたが、用意しておいた方がよいものはもちろんあります。
ここからは「竿、リール(糸付き)、仕掛け、ライフジャケット、エサ」は海釣り公園で準備できるという前提で他に用意しておいた方がよいものをご紹介します。

・タオル
・飲料水
・ビニール袋(ゴミ袋)
まずタオル。これは汗を拭く用と、手を拭く用を用意しておきましょう。海釣り公園近くには自動販売機が設置されていることも多いですが、飲料水はなるべく持っていくようにしましょう。熱中症対策も忘れずに。
そして、忘れてはいけないゴミ袋。釣り場がゴミ問題でなくなっているのは釣り人じゃなくても皆さんご存じだと思います。必ず持ち帰りましょう!
また魚を持って帰る場合は以下の道具も用意しましょう。
・クーラーボックス
・水汲みバケツ
・調理用のハサミ
・氷
クーラーボックスは安いものでOK。水汲みバケツは安いものでOK。最近はヒャッキンにも売っていますよ。
そして、新鮮に魚を持って帰るには魚を絞める必要があります。小型魚の場合は海水を入れたクーラーボックスに氷を入れて、その中に魚を入れておく「氷締め」で十分ですが、中にはチヌやマダイなどの中型魚も釣れることがあります。そんなときにハサミが役立ちます。エラからハサミを入れて骨を切り、水汲みバケツに海水を入れて血を抜きます。これを血抜きといいます。
ステップ 3 さぁ釣ろう!

……と、釣りを始める前に、大事なポイントがもう一つ。海釣り公園には必ずルールがあります。要するに禁止されている行為です。事前にHPで確認しておきましょう。

よくあるルールだと、大抵の海釣り公園はルアー釣りや投げ釣りは禁止です。その理由はさまざまですが、そもそも海釣り公園は他の釣り場より人口密度が高くなりがちです。そんなところでルアーなどを投げてしまうと怪我の原因にもなりますので、やめておきましょう。
その他にも禁止されている行為があるはずですので、必ず熟読し、現地では管理人の話をよく聞いておきましょう。
そして、間違っても背中を押したり、ふざけたりするのは厳禁です。左の写真を見ていただいたら気付くと思いますが、釣り公園の桟橋は非常に高く、落ちたら危険です。悲しい思い出にならないよう気をつけながら釣りを楽しみましょう!
