山口美咲の磯釣りに熱中!「理想のスタイルを目指して一歩先を行く」

山口美咲

山口美咲
やまぐちみさき

トーナメントに励みながらも、プライベートでは大物釣りに夢中。シマノ、オーナーばり、マルキユー、釣研フィールドテスター。Zeque、ルミカフィールドスタッフ。

みなさんは、釣りをしていて憧れている人はいるでしょうか? またいるとしたら、どんなところに憧れていますか?

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師匠との出会い

私は子供のころから磯釣りをしています。負けず嫌いな性格から大会やトーナメントにのめり込み、チャレンジしていく中で大きな出会いがありました。それはとある新聞社のトーナメントに参加していたときのこと。

まだ高校生だったのですが、試合は予選落ちしてしまい、何か学んで帰りたい! と、決勝の試合を観戦しに行ったのです。

その日、試合をしていた中の一人が、私の師匠である森井 陽さんでした。

それまでたくさんの方の釣りを見させてもらい、名手と呼ばれる方と撮影などでご一緒させてもらうことも多々ありました。かなり目は肥えている方だと思っていたのですが、その試合を見たときは本当に衝撃的でした。無駄がなく、スピーディ。正直何をどういうふうに狙っているのかが分からないくらいにすべてがスムーズでした。そして、的確に魚を釣っていく……。その試合を見たときに、「私はこの釣りを覚えたい!」そう強く感じました。

もともと私は、どんなイケメンを見るよりも、磯釣りの試合を見るほうが断然ドキドキ・キュンキュンするので(笑)、釣りのスタイルに関してはかなりこだわりがあります。こういうキャストはカッコ悪い、こういう風にするとスマート! 見ていて惚れ惚れするくらいの所作を身に着けるために、とにかく師匠と釣りに行きまくっていました。

特に一番学べるのは試合中の釣り。プライベートではどうしてものんびりモードになったりするのですが、試合は別。少し怖いくらいのピリピリした雰囲気の中で、少しのミスも命取りとなるトーナメントは、本気の姿を見られる絶好のチャンス! 自分ももちろん参加して、勝ちを目指しつつ、とにかく学びの場としてトーナメントには時間の許す限り参加していました。そして、その期待に応えて、常に上位にいる師匠は本当に憧れの存在でした。

チームの意義

二十歳を超えて、師匠のチーム「R-freak」に入会させてもらうと、他のチームメイトも森井さん譲りのきれいな釣りスタイルで、本当に上手なんです。ただ、そこへ行き着くには相当な練習の積み重ねがあり、ときにみんなで試合をしたり、他のチームとの対決があったり。

チームとしてさまざまな活動をしながら、ライバル、仲間として切磋琢磨して、みんなで技術を高め合うことで成長していくのです。

そんな中で自分の釣りを見つめ直すのにもってこいなのが、自分の釣りをしている姿を動画で見ること。変な投げ方しているなぁとか、やり取りがもう少し角度が上の方が……とか、自分ではちゃんとやっているつもりでも、実際はうまくできていないことが多いです。常に自分の姿を見て課題を見つけて釣りに行くときには何か目標やテーマを持ってやっていくと必ず上達します。私はとにかく釣りが上手くなりたい、師匠のような釣り師になりたい! そういう気持ちが強く、今でも一緒に磯へ降りる機会があれば、竿を置いて釣りを見させてもらうようにしています。

年々進化していく師匠に着いていくので精一杯ですが、少しずつでも学べることがとても楽しいです。もちろん釣りは趣味なので自分のペースでのんびり楽しくするのが一番です。ただ、私は大会やトーナメントを目指す以上、やはり少しでも上手に、格好良く……そんな気持ちがあります。そのときには、憧れや師匠の存在が大きいと思っています。

これからの自分

一人ではできないことも、師匠に学び、またチームのメンバーと競い合い、成長していけることが何より嬉しいです。また、苦労や喜びを分かち合えるのも師弟、チームだからこそ。共に涙したり、喜んだり、本当に良い関係なのです。

そういう環境があることに、とても感謝しています。まだまだ自分の理想の釣りには届いていないので、これからもたくさん練習をしていきながら、格好良い釣りをして、そしてトーナメントでも常に上位に入れるような、強い釣り師を目指していきます。

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