
山口美咲
やまぐちみさき
トーナメントに励みながらも、プライベートでは大物釣りに夢中。シマノ、オーナーばり、マルキユー、釣研フィールドテスター。Zeque、ルミカフィールドスタッフ。

これまでさまざまな釣りをしてきましたが、その中でもフカセ釣りはとにかく準備するものが多く、アイテムがかさ張る釣りだと感じています。それでも荷物の数はできるだけ少なくしたいところ。
みなさんはどのようにして大量の道具をまとめていますか?
そこで今回は私が釣りに行くときのパッキングスタイルをご紹介致します!
ロッドケース

まずはロッドケース。
普段のプライベートの釣りでは竿は3本、タモの柄1本、ヒシャク2本、リール2台、小さなポケットに偏光サングラス、予備スプール、サイドポケットにタモ網、予備のウキ、こんな感じです。
最近のロッドケースは機能性に優れていて収納スペースも広く、ポケットも多いです。スプールや偏光サングラスなどは、専用のようなピッタリサイズのポケットがあるので、そこへ入れています。
ちなみにヒシャクのカップはチタン製で先端が鋭く、竿に傷が付く可能性があるのでカバーをしているのですが、このカバーは机や椅子の脚カバーを使っています。サイズもちょうど良くおすすめです。
バッカン

続いてバッカンにはバッカン周りのものを入れています。マキエは多くても8分目までにして、その上にナイロン袋を被せ、エサ箱やシャク立て、マゼラーを乗せています。
ナイロン袋を被せるのは使う前から汚したくないから。これは私の小さなこだわりです。
しかし最近は、バッカン汚れんシートというものを使っていて、マキエを入れたあとにこのシートで覆うことで、別でナイロン袋を用意する必要がなくなりました。
最近ではバッカンの付属品も増えて便利になった一方、物が増えることと洗い物が増えるのがイヤで、私は基本的には最小限のアイテムしか使いません。
エサ箱二つ、シャク立て、マゼラー、水汲みバケツ、基本はこれだけです。
プライベートではキーパーバッカンも使わないことがほとんどです。
タックルバッグ

そして続いてタックルバッグ。これは正直なくてもよいくらいのものなのですが、心配性の性格だとついつい予備のアイテムがないと不安になります。またあると便利なものなどを入れています。
例えばウエットティッシュ、食事前に手を拭いたり、竿を片付けるときに使ったり、何かと便利です。またタオルや日焼け止め、ゴミ袋、冬にはジェットボイルなど、とにかくいろいろ入れています。
また、基本的にはライフジャケットの中に小物類は一式入っているのですが、もしパーツケースを海に落としてしまったら……など、最悪の状況を踏まえて、予備のガン玉や小物入れ、ハリスやハリなどを別で一式、タックルバッグに入れています。
ただ、一度も使ったことはありませんが……(笑)。
そしてこの道具類を、タックルバッグの中でさらに別の入れ物に入れています。そうすることで、そのまま別のタックルバッグにすぐに入れ替えられます。
さまざまなアイテムがごちゃごちゃに入っていると、釣りから帰って洗うときにひとつひとつ出すのは地味に面倒な作業。

カバっと一気に取り出すことができれば、すぐに洗い物に取り掛かることができます。最近女子の中で流行りのバッグinバッグってやつですね。
このようにして、少しでもコンパクトに、そして帰った後に洗いやすくするのが私流です。そして、特に渡船ではコンパクトにまとめることで渡礁もしやすくなります。
また私は力もそれほどに強くないので、自分で全て持てる! ということを前提に道具をまとめるようにしています。例えば重いエサは自分でスタスタと運べる重さまで。
みなさん親切で手伝ってくれたりするのですが、やはり自分の荷物は責任を持って自分で全て運べるのが当然のこと。
たくさんマキエを持って行きたいときには、クーラーに分けて入れるなどして、重さを分割するのもありです! 人それぞれに荷物の入れ方などあると思いますが、ぜひ参考にしていただければと思います。