エギングでイカを狙うとき、ボウズ覚悟で釣行に臨むアングラーも多いのではないでしょうか? せっかく釣りに来たら、何かお土産を持って帰りたいですよね。
もちろん大本命はイカ! けれど釣れなかったときの保険をかけておきたい。
そんなときは少しのエサと仕掛けを持ってカワハギを狙ってみてはどうでしょうか。イカが釣れる所にはカワハギも生息していることが多く、エギングロッドもそのまま代用できますよ!
使いやすいのは硬さがM~Lのエギングロッド

カワハギはエサ取り名人と呼ばれるくらいアタリが繊細。
強いて挙げるなら柔らかめのエギングロッドのほうがアタリも取りやすくおすすめです。もちろん春イカ用のパワーのあるエギングロッドでも全然問題ありません。
リールは2000~2500番、ラインはPE0.6~1.0号と一般的にエギングで使用するものがそのまま流用できます。
エサは現地調達もアリ!
アサリのむき身
カワハギを釣るエサの代名詞といえばアサリのムキミ。釣りエサ用で販売されているものでもよいですし、業務用の冷凍アサリでも構いません。クーラーボックスに少量忍ばせておきましょう。
虫エサ

アオイソメやゴカイなどの虫エサは、動きと匂いにより魚の食いが良いのが利点です。小さく切って使うようにしましょう。
虫が苦手な人は素直にアサリを使ったほうが無難ですが、エサの付けやすさや手返しの良さは虫エサに軍配が上がります。
オキアミ
フカセ釣りでエサの定番であるオキアミ。虫エサやアサリに比べて吸い込みが良いので、活性が低いときに特におすすめです。ただし、エサを取られやすいのが難点です。
貝類
堤防や磯に行くと壁際や岩肌にカメノテやイガイ、フジツボなどいろんな種類の貝がへばりついていますよね。カワハギは貝類が大好物なので、これらの貝を現地調達するとエサ代も浮きますよ!
ただし、地域によっては漁業権により獲ってはいけない生物がいますので、確認してから獲るようにしましょう。
仕掛け
市販の堤防用カワハギ胴突き仕掛けを使いましょう。オモリは底をとれる重さが必要ですが、堤防など浅い所であれば5号前後を基準に潮の流れや水深によって重さを調整するとよいでしょう。
オモリは軽いほうがアタリが取りやすいですよ。
狙うべきポイント

カワハギは岩礁帯や砂混じりの潮通しの良い海底付近を好んですみかとしています。そういった場所には藻も生えており、イカと生息域が似ています。基本的にはイカが釣れるポイント付近を狙ってみるとよいでしょう。
秋のシーズンは砂地エリアも有望となります。
また、堤防であれば壁際によくカワハギが着いています。近くを泳いでいく光景を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?
足元で水深が3mもあればカワハギがいる可能性は高いので、穴釣り感覚で足元に仕掛けを落として待ってみましょう。
活性が高ければ何もせず待つだけでもアタリは出ますが、何も反応がないようであれば竿先でチョンチョンとアクションを入れたりして誘ってみましょう。
アタリが出たら即アワセです。
カワハギはエサ取り名人ですので、一度のアタリでエサがまるまる取られていることがざらにあります。置き竿にせず、すぐにアワせられるように竿は持っておくか、即アワセできるように構えておきましょう。
まとめ

一つの釣りを一日中やっていると疲れますし、なかなかアタリのないエギングやルアー釣りであれば、よほどの情熱を持ってしないと飽きてしまいますよね。
タックルはそのまま流用できるし、最低限仕掛けさえ持っていればエサは現地調達が可能です。
どうしてもお土産を確保したい人、エギングタックルでカワハギ釣り、おすすめですよ!