
山口美咲
やまぐちみさき
トーナメントに励みながらも、プライベートでは大物釣りに夢中。シマノ、オーナーばり、マルキユー、釣研フィールドテスター。Zeque、ルミカフィールドスタッフ。

最近は釣りをする女性も増えてきましたよね! しかし、磯に行くとなると少々ハードルが高いのは事実。
磯は慣れるまでは確かに少し危険もあります。トイレはないし、なかなか思い切れないところはあると思います。
ただ、あの大自然を味わうともう磯釣りに夢中になること間違いなし! 今回は女性が磯釣りを楽しむための、私の思う魅力や注意点を紹介したいと思います。
磯釣りデビュー

私は子供のころから釣りをしていたので、磯に行くことへの抵抗は正直全く感じたことはありませんでした。
ただ、やはり足場が悪いのは、小さいときには怖かった記憶があります。しかし、最近は女性の釣り客が増えていることもあって、船長がとても気を遣ってくださる渡船が増えたように思います。
例えば、「足場の良いところに降りたい」など、事前に伝えておけば配慮してくれます。
不思議なことに遠くから見ると荒磯のようなポイントも、上がってみるととてもフラットだった、
なんてことがよくあります。

磯場でのトイレ問題
女性が磯に上がるうえで、何よりも気になるのがやはりトイレではないでしょうか?
渡船によっては、船にトイレが付いていて、見回りのときに使わせてくれたりもしますが、もちろんないところも多いです。我慢するのは身体によくないですし、水分もきちんと摂りたい……。
そんなときにおすすめなのが、ポンチョのような形をした簡易トイレです。大きなスカートというイメージで、周りからは見られることはありません。アウトドア用品店などで購入できるはずです。
またそういうアイテムを使うにしても使わないにしても、一番に意識するべきなのは、隠れる場所のある大きめの磯に降ろしてもらうことです。
少し移動すれば岩陰に隠れることができる磯なら、もしものときにも安心ですよ。
磯靴は必須アイテム

そして、磯に行くとなると必ず必要になってくるのが磯シューズ。フェルト素材だったり、スパイクだったり、専用のものがあります。一昔前の磯シューズはとにかく小さいサイズが皆無で、なかなか女性が履けるものがなかったのですが、最近では23㎝~といった、小さめのサイズも増えました。
私はシマノの磯シューズを履いていますが、ジャストサイズです。足元が危険な磯場だからこそ、シューズはきちんと足に合ったものを選びたいですね。もしどうしてもサイズがないときは、中敷きを入れるなどして、しっかりと足にフィットさせるようにしておけば、岩の上でも歩きやすいです。
磯靴についてはご本人がYoutube動画で紹介中
山口美咲さん本人がご自身のチャンネルで、シマノの磯靴の機能について紹介をしているぞ!
記事の最後に動画を掲載しているので、気になった方は動画をチェックしてみよう。
また、チャンネル登録もよろしくお願いします!
慣れるまで単独行動はNG

そしてこれからフカセ釣りを始めてみたいという方は、とにかく誰かに連れて行ってもらいましょう。一人で磯に行くと、何かあったときに大変です。まずは複数人で磯に渡ることをおすすめします。忘れ物があっても助け合えます。
それに、釣れたり釣れなかったり、アドバイスをもらいながら釣りをするのは楽しいです。
私は最近だと磯の上で、みんなで食べるカップラーメンタイムがとても楽しみです。
仲間と磯に行って過ごす時間は、特別感があって最高ですよ。
もちろん身近な場所での釣りも楽しいですが、船で磯に渡るというのは、とにかく夢が膨らみます。普段出会えない魚に会える可能性も高くなります。そして何より、磯というダイナミックな自然の姿は、本当に魅力的です!
非現的な世界は日ごろの嫌なことも忘れちゃいます。以前、友達を磯に連れて行ったときには、「ピクニックみたいで楽しい!」と言っていました。そんな軽い気持ちで磯釣りにチャレンジしてみるのもアリだと思いますよ!
きっと磯の虜になるはずです。