初心者必見! グレを狙うウキフカセ釣り基本の仕掛け 磯&堤防

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グレはウキ釣りの対象魚のなかでは人気ナンバーワンといえるほど、全国で盛んに行われている。

カゴ釣りや船釣りでも釣れなくはないが、ウキフカセ釣りで釣ったグレは釣り人を満足させる。

その理由はマキエの撒き方や仕掛けの流し方などさまざまな要因が合わさったときにようやく釣れる魚であるからで、釣り人のアプローチ法が間違っていればボウズを食らうこともある。

腕が試されるグレ釣りは、釣り人にいつも課題を突きつけてくるから魅力的なのだろう。

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グレの生態をまずは理解しておこう

グレ

グレの標準和名はメジナ。一般的に磯釣りで狙われるグレは尾長グレと口太グレに分類される。

その生態は地域によりバラつきはあるが2~6月ごろ産卵期を迎える。稚魚や幼魚のころは内湾寄りの海域で成長する。やがて外洋に面した潮通しの良い磯に出て行き生活するようになる。

口太グレは港や堤防などに居着くことも多い。どちらも基本的には群れで生活している。

グレが狙える場所

グレフカセ釣り

30㎝クラスまでは堤防で釣れ、それ以上の大きさになると磯で狙うのが一般的。船からフカセ釣りで狙う釣り方もある。行動パターンに応じたアプローチができるのもグレ釣りの楽しみ方。

堤防ならテトラ周りや潮通しの良い先端部、磯であれば沈み瀬などの障害物周りや潮目、潜り潮など潮が変化しているところや磯際を狙ってみよう。

釣れる時期

秋から春にかけては産卵前の荒食い、産卵後は体力回復のために食い気が立つ時期となる。ナーバスになる産卵時期を除くすべてのシーズンでグレ釣りは楽しめる。

堤防は夏から秋が盛期となり、大きな個体の釣れる磯は秋から春に最盛期を迎える。産卵後は沖に出てしまうので船から良型が釣れ、梅雨時期になると再び磯からも狙えるようになる。

固定ウキ仕掛けでの釣り方

グレフカセ釣り

警戒心の強い魚だがマキエを撒くことで活性を上げ、浅いタナまで浮かせて狙うことができる。

ウキ下の長さは70㎝〜1.5m程度まで短くしてウキを固定することで、狙ったタナを集中的に釣ることができる。

浅ダナで食ってくる状況であっても良型のグレはついばむような食い方しかせず、特有の小さなアタリしか出ないことも多い。そのためウキの傾きでアタリが取れる高重心の小型棒ウキやどんぐり型が使いやすい。

どんぐりウキは下部からヨージを挿してウキを固定する。グレのタナはマキエが効いてくると浅くなる傾向にあるので常にウキ下の長さは意識しておくようにしよう。

小型のグレが食い盛るようであればマキエとツケエをズラすなどしてかわす工夫が必要になってくる。タックルはグレ竿1.2〜1.5号の5.3m、リールは2500〜3000番が標準的な組み合わせだ。

半遊動仕掛けでの狙い方

半遊動仕掛け

グレの仕掛けはエサを吸い込むように食べるため違和感を与えない工夫がいる。

半遊動仕掛けの場合、決めたタナまでツケエが届けばそれ以上沈下しない。ツケエとマキエが同調するタナとグレが食ってくるタナが合っていれば、グレは違和感なく食ってくるだろう。

グレはマキエが効いてくると浮きやすくなる傾向があるので、ウキ下の調整が簡単にできる半遊動仕掛けは数釣りの基本でもある。逆にタナが変わったことに気づかない場合は半遊動仕掛けのメリットが減少する。

例えばウキ下の長さが同じでも海中の沈み瀬からの距離が変わってくればアタリ方にも変化がある。潮の満ち引きによる潮位の違いや、釣り座からどれだけ離れているかによっても変わってくる。

タナを探す手掛かりは仕掛けを回収してツケエが残っていれば少し深く探ってみる。逆にツケエが取られていればグレのタナは浅いと判断してウキ下を短くする。そのうちに正解にたどり着く。

全遊動・全層仕掛けで無尽に探る

グレフカセ釣り

グレの活性は潮の流れや水温、水質の違いによって大きく左右される。

このように気難しい魚のため、潮が動かないときや水温の低下などでエサを食う条件が整わないと口を使わなくなる食い渋りという状況が発生しやすい。

極力仕掛けの違和感を排除するために半遊動仕掛けからウキ止めをなくした仕掛けが全遊動や全層仕掛けだ。

この仕掛けのメリットは浅いタナから深いタナまで探っていけることで、グレがツケエを食うタナが不安定になる低活性時でも見つけられる。ツケエ先行で仕掛けが流せるのでグレはエサを吸い込みやすい。

とはいえ、ウキ止めがないのでツケエがかなり深くまで沈下してグレのいる層を通り過ぎてしまう。ある程度ラインを送り込んだら竿を持ち上げ、再びツケエを送り込む操作が必要となる。

仕掛けを回収してツケエが残っていればさらに送り込むか、マキエを撒くタイミングを変えると良い。逆にエサが取られていれば探るタナを浅くしていく。

ワンポイントアドバイス

マキエ

グレ釣りは食うタナを見つけることが重要で、水温が高ければ浅ダナ、低ければ深ダナを狙うのが基本。しかし、教科書通りの釣り方が正解とは限らないので釣りをしている中で探り当てていく。

次にマキエとツケエを同調させるため仕掛けとマキエの投入のタイミングを計る。深いタナを狙うならマキエを先打ちして仕掛けを後から投入する。

マキエに反応が良いときは徐々に浮いてくる傾向があるが、食ったマキエの重みで沈んでいく個体もいる。

厄介なエサ盗り対策は、際にマキエを撒いて小魚を足止めした上でマキエを沖に撒き、グレを食わせるようにする。

マキエ

エサ盗りが沖へ出てしまったら潮下にエサ盗り用のマキエを撒き、潮上にグレのマキエを撒く。

マキエはオキアミと集魚材で作る。秋は比重の軽い集魚材を使い、厳寒期にかけて深ダナまで効く重い集魚材を配合しよう。

ツケエはオキアミ生か加工オキアミ、エサ盗りが多いときはムキミやオキアミボイルを使う。比重の軽いオキアミボイルをマキエに配合することでグレは浮きやすくなる。

グレが浮いてくればエサ盗りが散るので釣りやすくなることも知っておきたい。

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