オキアミを120%使いこなす方法

このハサミは何のためにあるのでしょうか。 オキアミを使いこなしている人ならわかりますよね?

海のエサ釣り、特にフカセ釣りやウキ釣りで使われることが多いツケエといえばオキアミ。軟らかくて食いが良く、マキエに混ぜ込むこともできる。まさにエサの王者といえます。

そんなオキアミを120%使いこなし、釣果を伸ばしてみましょう。

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エサとハリのサイズをチェック

どのような付け方にせよ、ハリのサイズとツケエのサイズのバランスが悪いと簡単に取れてしまいます。

「大きいエサには大きい魚」と昔からいわれているように、魚は大きいエサに食欲を刺激されます。エサが大きいと目立つので、マキエと同調させたときにツケエを目立たせることもできます。

ところが、ハリとの関連性で考えると大きければよいというものでもないことが分かります。ハリが小さく、軽いとツケエの自然な沈下を演出することもできます。ですが、ツケエが大きいとどうしてもバランスが悪くなってしまいます。そうでなくてもオキアミは軟らかいので、これでは簡単にエサ落ちしてしまいます。そのためハリに合わせたオキアミのチョイスが必要となるのです。

生、ボイル、半ボイルを使い分ける

ツケエを使いこなせば必ず釣果はついてきます!

オキアミ生は軟らかいもののボイル、半ボイルの場合はそうでもありません。しかし、ある程度身が締まっているのでエサ持ちが良く、エサ盗りにも強い。反面口当たりが硬く匂いはほとんどしません。

エサ盗りや活性、そのときの状況を見極めて使いこなすことが大切です。

頭と尻尾をどうするか

オキアミの脳に当たる部分は特に魚の好物。頭を外してから中身だけ垂らして使う人もいるほどです。

身が軟らかいオキアミ生の中でも一番軟らかいのが頭の部分になります。オキアミの頭は釣り人によってさまざまな意見が出されています。その中でもよく使われるのが全体を小さく見せたいから頭を落とすという方法。

元のサイズだと食いが悪いときや、エサ盗りを回避するときに使うとよいでしょう。

「頭は魚にとっては好物」という観点から、ボイルの頭だけを2、3個ハリに掛ける方法もあります。

尻尾は海中で回転し、魚に違和感を与える可能性があるので取るのが一般的です。

短時間勝負の競技会では、事前に何10尾ものオキアミの尾と頭をカットしておくトーナメンターもいます。

食い渋ったらムキミを試してみよう

食い渋ったときの定番がオキアミのムキミ。小さい場合は2〜3尾掛けても良いです。

主に厳寒期のグレやチヌの話になりますが、この時期は生オキアミでも食い渋ってしまうこともあります。別のツケエにする方法もありますが、あくまでオキアミで攻略するならオキアミの皮を剥いでムキミにすると良いでしょう。

食い渋る可能性があるなら釣行前にムキミを用意しておくのが一番ですが、もし準備できてなくても、皮を剥くだけなので、その場で簡単に対処できます。

オキアミをパワーアップ

応用的な話になりますが、オキアミを加工してパワーアップさせる方法もあります。

加工といっても難しいことではありません。オキアミの中からいくつか形のよいものを選別し、いろいろなものを振りかけたり、浸しておくだけ。ちょっとした料理のようなものです。

その方法は、アイデア次第で多岐にわたるため、使えるものはたくさんあります。

塩、砂糖、はちみつ、味の素、ウニ、酒、ガムシロップ、アミ汁、ニンニク、栄養ドリンク、サナギ粉、バニラエッセンス、各種集魚剤……など

釣り人の探求心とは恐ろしいもので、砂糖だけでも、「ザラメ、黒砂糖、ブドウ糖、グラニュー糖、和菓子用」などなど、さまざまなパターンを試す人もいるほどです。

共通しているのは、軟らかいオキアミの身を締めることにあります。ニンニクのような例を除き、基本的には匂いの強いもの、酸味や香辛料は避けた方がよいでしょう。

他にも試されていない攻略法があるかもしれません。今はSNS、動画配信サイトなどもありますので、いろいろなオキアミを試すのも楽しいかもしれませんね。

オキアミの装餌方法

「オキアミがすぐハリから外れてしまう!」「食いが悪いから何とかしたい!」というときはエサの付け方にもこだわってみましょう。

▼ 詳しくは下のページで解説しますので、ぜひ見てみましょう! ▼

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