ベイトリール最初のハードル バックラッシュを直すコツ

まずは落ち着こう

バックラッシュを解く際に一番やってはいけないこと。それはイライラして力が入りすぎることです。とにかく一度落ち着きましょう。

イライラして余計な力が入ってしまうと、バックラッシュを直せないばかりか、よけいに酷くなり、ラインが痛んで、かなりの長さを切らなければならないことになります。これが一番最悪です。もつれが解けない! と嘆いている方の多くはこのイライラが原因で余計絡まっていることが多いようです。

なので、まず深呼吸でもして落ち着きましょう。

一番解決しやすいタイミングはバックラッシュ直後

バックラッシュした直後なら、ある程度ラインが緩んでいます。この状態ならもつれの大半は直せます。クラッチを切り、あせらず、ゆっくりラインを出してみましょう。

このとき、軽くスプールに指を添えておくと、スプールが余計に回るのを防いでくれるので、やりやすいですよ。

焦らずゆっくり対処しよう。

急いでラインを出すのは絶対NG。余計に絡まる可能性を高めてしまいます。なので、楽にゆっくり対処しましょう。そうすれば案外ラインを出すだけで解消するものです。

もつれを解消したら、ラインを指でつまみ、少しテンションを掛けながら、ラインのクセを直すようにして巻きましょう。軽度のバックラッシュならこれだけで大体解決します。

ある程度サミングがうまくなったら凡ミスをしない限りは大体この程度で済みます。

重度のバックラッシュの場合

ゆっくり引き出して、途中で引っ掛かる場合は二つの解決方法があります。

糸絡みの原因を探す

古典的な方法ですが、それだけに効率のいいやり方でもあります。出てしまっているラインを一つ一つチェックしていくと、絡みの原因であるラインがクロスしている部分が出てきます。それを引っ張ってもう一度ラインを出してみましょう。

スプールを指で押さえて数回巻く

上記の方法だと、どうしても絡んでいるところを探すまでの時間がかかりますし、絡み方が酷くて見つからないときもあります。そんなときはドラグを締めて、スプールを指で押さえた状態でハンドルを1〜2回巻いてみてください。

あとはまた、ラインをゆっくり引き出しましょう。そして引っ掛かったら同じことを繰り返します。そうしていると、ほとんどのバックラッシュは解消できます。

ただ強く引っ張っていたり、酷すぎるバックラッシュだと。これでも直らないことがあります。

この場合はスプールに直接結びつけてしまっているのと同じ状態になっているので、この時点でラインがかなり痛んでしまっています。たとえなんとか戻せたとしても魚とのファイト中に切れてしまう危険性が高いです。この場合、数十mほどラインを切らないといけない可能性もありますので注意しましょう。

バックラッシュが起こるメカニズムを知ろう

バックラッシュは、ラインが出るスピードより、スプールの回転が速い場合、ラインが緩まり、巻き込まれて絡まるという現象です。

トイレットペーパーを思い出してみましょう。壁に備え付けられたトイレットペーパーを思いっきり引っぱったらどうなりますか? ぐちゃぐちゃになり、一部がロールに巻き込まれてしまいます。理屈はそれと一緒です。リールは飛距離を出すためにベアリングや軽量化などの技術が組み込まれているので、当然トイレットペーパーよりひどい状態になるのは言うまでもありません。

オカッパリから攻める場合はどうしても飛距離が必要なこともある。

「バックラッシュが絶対起きないベイトリールはないの?」と聞かれれば、ないことはありません。ただブレーキ設定=抵抗ですので、当然飛距離は出ません。タイラバや、ルアーがそもそも重くてブレーキ全開でも問題ない場合は、もちろんそれでOK。ですが、バス釣りやソルトショアだと飛距離は出したいところ。ブラックバスは特にストラクチャーを積極的に攻めるので、バックラッシュは隣り合わせになりがちです。

なので多くのアングラーは「ギリギリ バックラッシュが起きないレベル」にブレーキを設定をします。

ブレーキを活用しよう

ベイトリールには、メカニカルブレーキとブレーキシステム。大まかに分けて二つブレーキが存在します。

まず、メカニカルブレーキはスプール自体を押さえつけるシステム。もちろんこれを締めればバックラッシュはしにくくなりますが、同時にキャストしても全然飛ばなくなります。

メカニカルブレーキは緩めるとスプールが左右にカチカチと動くようになります。これがギリギリ動かなくなるくらいのところまで締めるとちょうど良くなります。

次にブレーキシステムですが、これはメーカーによってさまざまな種類があります。マグネットブレーキ、遠心ブレーキ、DCブレーキなどなど……。

調整の仕方はブレーキよって違いますので、ここでの解説は省きますが、最初のうちはブレーキを強めに締めておきましょう。飛距離が出なくなる代わりにバックラッシュの可能性が圧倒的に少なくなります。

サミングが上手くなると飛距離を出そうとしてもバックラッシュはまずしない。それどころか、さまざまなキャストテクニックを身につけやすくなる。

もちろんそのままだと飛距離が物足りないので、サミングを覚えながら少しずつブレーキを緩めていきましょう。

ベイトリールはサミングがしやすく、距離の調整やコントロールが効きやすいのも利点なので、特にピンポイントキャストが求められるバス釣りでは大活躍します。サミングがうまくなっていくと、カーブキャスト、スキッピングなど、どんどんできることが増えていくので、ぜひマスターしましょう。

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