強風下でも釣りを楽しむ! 風の対処メソッド

釣りの天敵「風」

どのような釣りにおいても天敵となるのはやはり風だろう。特に繊細さを求めるライトゲームにおいては強風時は釣りにならないこともある。ここでは風の強い状況下においても、いかにゲームを楽しむかを考察していきたい。

風の向きを考える

風が強い日に釣りをする場合に一番簡単かつ重要な風対策は風の向きを考えて釣り場を選ぶことだ。風の向きは大きく分けて追い風、向かい風、横風の3パターンが考えられる。この中で横風のパターンは一番ゲームを展開しづらい。できればそういった釣り場を避けて他の場所へと移動したいところだが、そんなに場所を選べないことも多い。そこで、それぞれの風向きにおける注意点、対応策を解説したい。

追い風

背中から風を受ける状態だ。この状況ではこれと言って不満を感じるアングラーは少数だろう。キャストでの飛距離も伸びるし、釣りづらさを感じることはほとんどない。風にアオられて海に落ちることのないようにだけ注意してゲームを展開していけばよいだろう。追い風でさらにキャストでの飛距離を伸ばしたい場合は、ルアーを高く飛ばすとよい。そうすると風の影響を受けて遠くまで飛んでいきやすくなる。

向かい風

姿勢を低くして風影響を極力受けにくくして、ストレートな弾道でルアーをキャストする。

キャストでの飛距離が落ちるため、釣りづらさを感じるアングラーもいるだろうが、向かい風の場合、キャスト時に一つのことを注意するだけで、それほど問題なくゲームを展開できる。それは「ルアーの弾道を低くする」ということだ。キャスト時にルアーが高く上がってしまうと、風の影響を受けやすくなり、風に押し戻されるかたちで飛距離が伸びなくなってしまう。そこで、直球のような低い弾道を意識してキャストするとよい。通常であれば45度くらいの角度で投げて飛距離を稼ぐが、ほぼ真っすぐに飛ばすようなイメージでキャストするとよいだろう。

向かい風の場合、プランクトンなどの微生物が風に押されて岸際に寄せられるため、ベイトフィッシュがそれに着いてくる。そのため、ベイトを追うフィッシュイーターも岸際の方に寄ってくることになる。向かい風はルアーフィッシングをする上で決して条件が悪い風ではないのだ。

横風

これはもっとも釣りがしづらくなるパターンだ。この場合、ルアー自体よりもラインが風の影響を受けやすくなってしまう。キャスト時には風にアオられ必要以上にラインが放出されてしまう。このような状況下では向かい風同様に低い弾道でキャストするということがセオリー。ただし、横風の場合はいくら低くキャストしても相応に風の影響は受けてしまう。

ガイドの種類によってライントラブルの発生率はかなり変わってくる。

また、横から風を受ける場合は、ラインがガイドに絡むトラブルが頻発しやすい。ライン絡みしづらい形状のガイドを装備したロッドは不可欠になる。多くのルアーロッドはそういったガイドを装着しているが、ロープライスなエントリーモデルなどでは装備されていないケースもある。

どうしても釣りがしづらいときはロッドのテイップを海中に入れ、ラインが風の影響を受けないようにして、タダ引きアクションへと変更するのが無難だろう。

ティップを下げて海中に突っ込み、ラインが風の影響を受けないようにするのも有効だ。

ルアーの重さを変える

強風時に影響するのはキャストだけではない。ラインが風に取られるとボトムタッチも分かりづらくなる。またリトリーブの最中も海中でどうなっているのかイメージしづらくなってしまう。そのようなときはルアーを通常より重いものを使用するというの一つの方法だ。

もちろん、ロッドの最大負荷重量を大幅に超えない範囲での調整が必要になる。

ロッドのテーパーによるキャストの違い

テーパーというのはロッドのどこが曲がりやすくなっているかを表している。このテーパーはロッドのさまざまな特性に影響しており、キャストにも色濃く関わってくる。一般的にファストテーパーのロッドはキャストでのコントロール性が高いというのが一つの特徴として挙げられる。また、バットとベリーが比較的硬くなっているので、力任せにキャストしても問題なくルアーを前に飛ばすことができる。

レギュラーテーパーのロッドは、重量のあるルアーをキャストするのに向いている。胴の部分にしっかりとルアーの重さを乗せてからムチをしならせるようにロッドを振ると飛距離を出しやすい。

レギュラーテーパーやスローテーパーのロッドは、ファストテーパーと同じ要領で力任せにフルスイングするとルアーが上へと高く上がってしまう傾向にある。特に向かい風のときに飛距離を出そうとして無理にスイングスピードを上げようとすると、ルアーが垂直に近いような状態で空高く舞い上がり、滞空時間は長いが思いの外手前へポチャリと着水する、ということになりかねない。

テーパーがファスト寄りにあるロッドでも全体が軟らかいものなどは同じ傾向になりやすい。無理にフルキャストしようとせずに、弾道を考えたコントロールキャストをしたほうが結果と飛距離が伸びやすくなる。

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