
アジング、メバリングをやっているとこんなことがあります。
身軽でライトゲームを楽しみたいからタックルを最小に収めて、さぁ釣りに行こうと思ったら、想像以上の強風。フロートやキャロライナリグを投げようにも、タックルはジグ単用しか持ってこなかった……。
この場合、ジグヘッドを重くするの一択なのですが、そんな簡単に攻略できるなら誰も苦労しません。活性が低い場合は、ショートバイトはあるけれど食いきれない状況となり、「ジグヘッドを軽くすれば食いそうなのに……」となってしまうことも。
こんなとき、まずは、なんでも試してみることが大切です。
作戦1 ジグヘッドの最適な重量を見極める
まず、ジグヘッドを重くすること自体は仕方のないことです。問題はどこまで重くするか。
アジもメバルも足元付近にいることが多い魚です。特にメバルは堤防を添うように攻めることもあるくらいです。アタリのあった場所によっては、キャストの必要性すらないこともあるのです。特に活性が低いときは、どこでアタリがあったかを把握しておくことが重要です。
そして風が強いときは、とにかくキャストの弾道を低くすることが大切です。サイドキャスト、アンダーキャストを使い、極力低空飛行で飛ばせば、風に流される前に着水するので、少しでも距離を伸ばせます。

そうやって、ジグヘッドを目的の場所に飛ばせるギリギリのライン、かつ、必要以上に潮に流されないパターンを見つけます。風が強くても案外深場の潮流が安定していることはありますので、観察力が非常に大事になってきます。
ここでは仮に、そうやって見つけたジグヘッドの重さが3g。いつも魚が釣れるパターンのジグヘッドの重さが2g以下だとしてみましょう。そうすると、まだ厳しい状態が続きそうです。
作戦2 ロッドワーク、リトリーブを見直す
ロッドワーク、リトリーブを見直すだけでもある程度フォールスピードを落とすことができます。フォール中もテンションをしっかり掛けたり、フォール中に動いたかどうか分からないくらいの速度でロッドを少しずつ引くという工夫だけでもフォールスピードは変わりますし、巻く速度にも注意しましょう。
基本的なアクションはリフト&フォールですが、アクションするスピードも一定のみではなく、テンポを早くしてみたり、遅くしてみたりといろいろやってみましょう。食いが良くなり、結果、魚が口を使ってくるかもしれません。
作戦3 ワームを変える
ジグヘッド、ロッドワーク。いろいろ試しましたが、それでも釣果が出せないとなれば、次はワームを考えます。これでダメなら、潔くポイントを変えてしまった方が無難でしょう。

さて、ではどんなワームが良いのでしょうか?
冒頭で記した通り、ショートバイトはあるわけですから、色というより、フォールスピードでしょう。フォールスピードの遅いワーム。つまり選択するのは水噛みが良いワームです。するとこの辺りが候補に上がります。
・シャッドテール
・ツインテール
・パドルテール
・カーリーテール
・グラブ
あとは当日の活性に合わせ波動の強弱を使い分けてみましょう。
微波動でありながら、フォールスピードが遅く設計されているパドルテール「フラップイール」をご紹介したいと思います。
フラップイールの特徴

フラップイールは、ぱっと見るとストレート系ですが、長く平たい肉厚のテールが特徴のパドルテールとなります。

その特徴はなんといってもフォールスピード。肉厚テールがしっかり水を噛み、スローフォールを実現しつつ、グラブやシャッドテールより波動が弱い。まさに中間的な役割を果たすワームといえます。
あまり波動を強くしたくないけれど、フォールスピードも落としたい、そんなかゆいところに手が届くワームが、このフラップイールなのです。
やわらかなマテリアルと匂いでターゲットを誘う!

素材はPVCでできており、とても伸びがよくやわらかくできています。PVCの特徴として、匂いの元などを混ぜ込むことが可能。そのため、素材にはエビフレーバーを配合。決して強すぎないアピール力でナチュラルに攻めることができます。
さらに、そのやわらかな素材と、計算されたボディ形状のおかげで、吸い込まれたときに折れ曲がりやすくなっているためハリ掛かりもよくなります。
アジはもちろんメバルにも強いので、春メバル対策として持っておくのも良いですね。
アクアウェーブワーム最大の特徴 下穴付き

アクアウェーブといえば、これと思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 今回も下穴が搭載されています。
このサイズに下穴を入れるのは非常に難しく、何度もテストを重ねて形にしたそうです。
おすすめジグヘッド
おすすめのジグヘッドは「A.W SWIM HEAD」今回のフラップイールだけではなく、全てのワームは身ズレが起きるとアクションが変わってしまう。特にフラップイールやその他のパドル、グラブは影響が多いもの。
スイムヘッドはワームキーパーが最初から付いているので、ズレを最低限まで減らしてくれます。
このワームキーパー、いろいろなワームに対応するため、少し長めに設定されています。その状態でも使えないことはないのですが、もし、その点が気になるならハサミで少し切ってしまうのもありですよ。

カラーバリエーション
基本的なカラーが勢揃いした全8色。グローからアミパターン、UVチャートまで、使いやすい色が揃っています。カラーローテーションしていくためにも全色揃えたいところですね。

問い合わせ/アクアウェーブ ℡ 0794ー85-4578