
月弓(つくよみ)のティップは、従来のファイヤーティップ同様、オレンジに仕上げると共にスレッドカラーをライムグリーンへと変更。
ヘラ浮きのメモリにも近い視認性重視に似せることで、目感度をさらに向上。一晩中のオモリグ使用でも疲れにくいために全体に曲がるベンドカーブは、シャクった際の手首への衝撃をロッド全体で吸収すると共に、ヒット時のバラシ(身切れ)を軽減。
またバットからベリーまで4軸カーボンクロスをラッピングしたことで戻り感(復元力)もアップ。
フルチタンガイド搭載で、軽量化と感度アップしており、さらなる軽快な使用感を実現。
製品概要

ティップ
糸絡み軽減。オレンジとライムグリーンで視認性向上。

ガイド
独自のガイドシステム(全チタンガイド搭載)。

グリップ
握り込みやすいフロントロンググリップ。

リアグリップ
脇に挟みやすい形状のリアグリップ。

4軸ラッピングブランク
ネジレ軽減と復元力アップSPEC。
インプレッション

カンジインターナショナルが最新オモリグロッド『月弓』に求めた要素は、
①キャスト性能
②繊細なアタリを感じ取る事のできるティップ
③操作性
④ディープエリアやダイケンヒット時の巻き上げパワー増長の為の復元力と、その負荷を軽減するスローテーパーの融合
大きく分けると上記4点。
①~③については、先般より販売しているオモリグ専用ロッド『ST-metalシリーズ』にて、クリアできており、その使用感においても、ユーザーの皆様の支持率は高い。
そのベストセラー作とも言えるST-metalを長らく使用する中で、感じていた爆釣日の手首の疲れや潮流の速い日やディープでダイケンを掛けた際の巻き上げ時のロッドを伝わってくる負荷にストレスを感じていた。
強めの負荷をストレス無く巻き上げることはできないのか?
専用パワーハンドル『ユニオン52-58 EP37』を使用することで、ある程度の軽減を感じていたが、それでもストレスが残った。
負荷を軽減する事自体は、スローテーパー(大きな曲がり)にすることで、ある程度の解消が可能にも思えるが、それだと全体のパワーも不足してしまい、結局は同様の負荷にストレスを感じることとなってしまう。
またトルクを増長したブランク設計だと、どうしても自重が上がってしまうデメリットがある。
そこで今作の最新オモリグロッド『月弓』は、ST-metalシリーズよりも、さらにスローテーパー(大きなベンドカーブ)へと変更しながら、さらにブランクス全体(ティップ部除く)に4軸カーボンを巻き上げて仕上げた。
4軸を巻いた仕上げの大きな特徴として
●大きく曲がるので、手首への負担が少ない
●ブランク全体に巻いた4軸カーボンの復元力により、巻上げパワーが増長され、より楽になっている
●4軸カーボンは、ネジレが少なくブレもいち早く収束するため、キャスト性能、操作性、感度の向上につながっている
また高弾性ブランク素材にチタンガイドを組み合わせることで軽量化にも繋がっている。
実践経験から産まれた現時点でのカンジ最高峰オモリグロッド『月弓』の使用感、是非とも実践にて体感しよう。
Model | Length | オモリ | PE | 価格(税抜) |
---|---|---|---|---|
月弓705 | 7feet5inch | 15~35号(56~130g) | 0.4~0.6号 | 43,000円 |
月弓608 | 6feet8inch | 10~30号(37~113g) | 0.4~0.6号 | 42,000円 |
月弓706H | 7feet6inch | 20~40号(75~150g) | 0.4~0.6号 | 43,000円 |
問い合わせ/クロノ ℡ 06-4308-5701