
チニングシーンで愛用者が増えているベイトタックル。
シーバスルアーと比べると小さいプラグを使うことが多いチニングにおいて、ベイトタックルが注目されている理由は、手返しの良さとタックルの進化です。
今年、フルリニューアルで界隈を賑わせた、話題の23シルベラードと一緒に見ていきましょう。
ベイトタックルのメリット

ベイトタックルの利点は、第一に手返しの良さが挙げられます。
ルアーをアクションさせ、回収し、キャストという一通りの行動。ベイトタックルは、ある程度慣れてくると回収しながらキャスト体制に持っていくという動作がスムーズに行なえます。
スピニングの場合は回収してからでないとベイルを起こす動作が行えないため、どうしてもベイトよりワンテンポ遅れてしまいます。
ワンキャストだけで計測すると数秒程度の違いではあるのですが、チリも積もれば山となるわけで、最終的にはキャスト回数が増え、チヌにエンカウントする確率が上がるというわけです。
チニングで主に使われるルアーは、ワームやラバージグ、ポッパーです。これらはロッド操作によりアクションをつけることが多いルアーです。
ベイトタックルはパーミングによるホールド感がスピニングより優れており、ボトムバンピングなどのロッドアクションがやりやすくなります。
スピニングでもある程度手返しを良くしたり、ロッドアクションも付けられるのですが、やりやすさという点ではベイトタックルに分があります。
ベイトタックルのデメリット

まずは前述した通り、チニングのプラグはシーバスなどと比べると小さめのルアーを使うため、飛距離という点で見るとスピニングタックルの方が有効になることがあります。
ベイトはバックラッシュのリスクも増えますし、使いこなすには慣れが必要になってきます。
しかし、使いこなせば確実に強い味方になってくれるのは間違いありません。今からチャレンジしたいという人にもおすすめなのが、23シルベラードです。
シルベラード ベイトモデルをすすめる理由

前作「17シルベラード」は、ACSリールシートを採用していました。
もちろんこれも素晴らしいリールシートなのですが、オリムピックはさらなる操作性と感度アップを図るため、ECSリールシートを採用。
これによりより高感度となり、ボトムをトレースしやすく、アタリも取りやすくなっています。さらに「17シルベラード」にはなかった7.9ftモデルを追加ラインアップし、より選択肢が増えました。
23シルベラードの特徴




新たに高強度炭素素材「トレカ®T1100G」を「ナノアロイ®テクノロジー」の組み合わせでさらに強化。
「トレカ®T1100G」は高強度、高弾性を両立させた炭素素材のことで、元々は航空宇宙向けに開発された素材です。
引張強度は従来より19%アップ。引張弾性率も10%上げています。
そこにナノアロイ技術を追加し、樹脂の弾性をアップさせながらも、破壊靭性の両立に成功しました。
それによって、曲げ強度は13%上昇。曲げ弾性も9%プラスされたのです。
さらに、この6年で変化したチニングシーンに合わせ、アクション、テーパーを見直した現代における最先端のチニングロッドとなりました。
ラインアップ

ベイトモデル
23GSILC-762ML
ピーキーさを排除した快適なキャストフィーリングを求めつつも、メリハリの効いたアクションに設定。
高い操作性、スタック回避性能を備えたティップと、離れた場所でもフッキングできるベリーを搭載。ベイトチニングのスタンダードモデル。
Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.29 | ML | Fast | 94 | 117.3 | 1.5 | 2 | 3-18 | 0.6-1 | 34,500円 |
23GSILC-792M-HS〈ハードソリッドティップ〉
「シルベラード・プロトタイプ 20GSILPC-762ML-HS」のアクションをベースに、より攻撃的にリメイク。超先調子でパリッと感を持つセンサーソリッド、「ハードソリッドティップ」を採用。
適度な張りのソリッドと硬いチューブラー部の組み合わせで繊細かつ攻撃的な釣りを。エキスパートアングラーへ贈る1本。
Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.36 | M | Fast | 99 | 121 | 1.1 | 2 | 3-18 | 0.4-1 | 35,000円 |

スピニングモデル
23GSILS-742LML-HS〈ハードソリッドティップ〉
よりライトなパターンや底のズル引きなど乗せを意識した状況に対応。搭載しているハードソリッドティップは、スタックを回避しつつ魚のバイトも逃さない絶妙な硬さに設計。
繊細なアプローチが必要なシチュエーションにもおすすめ。
Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.24 | LML | Fast | 80 | 115 | 1.1 | 2 | 2-11 | 0.4-0.8 | 35,500円 |
23GSILS-762ML
スタンダードに使えるスピニングモデル。前モデルよりアクションのメリハリをつけたことで、操作性と復元力が向上。ボトム系のリグからプラグ全般を使いこなす汎用性の高さが魅力。
Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.29 | ML | Fast | 85 | 117.2 | 1.5 | 2 | 3-15 | 0.4-0.8 | 35,000円 |
23GSILS-792M
より遠くへ、より重いリグを送り込むための反発力と、着水点でのバイトでもしっかりとフッキングできる瞬発力をベリーに持たせています。
アタリがあっても掛けきれなかった……そんな状況を払拭するハイレスポンスパワースピン。
Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.36 | M | Fast | 90 | 121.1 | 1.5 | 2 | 5-20 | 0.6-1 | 35,500円 |
その他特徴
ベイトモデル

軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドを採用。ロッドの持ち重りを軽減させ、感度を向上させます(トップガイドのみチタンフレームSiCリングガイド)。

ジョイント部は高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用し、スムースなベンディングカーブを実現。

高感度で繊細な操作が可能なECSリールシートを採用。

高強度・耐食性に優れるEVAのセパレートグリップを採用。
スピニングモデル

軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドを採用。ロッドの持ち重りを軽減させ、感度を向上させます(トップガイドのみチタンフレームSiCリングガイド)。

ジョイント部は高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用し、スムースなベンディングカーブを実現。

軽量・細身のVSSリールシートをダウンロック方式で採用。

高強度・耐食性に優れるEVAのセパレートグリップを採用。ブランクタッチしやすいフロントグリップレス仕様。